ワンカレント(One Current 125F)がヤバくね アブガルシア(AbuGarcia)シーバス向けルアー

既に市場デビューしているシーバス用ルアーのワンカレント(One Current 125F)はヤバいと直感的に思ったので、まとめた。

 

 

One Current 125F

 

 

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ピュア・フィッシング・ジャパン/アブガルシア(AbuGarcia)

http://www.purefishing.jp/product/brand/abugarcia/a_bait/salt_lure/one_current_125f.html

 

 

アブガルシア(ピュア・フィッシング・ジャパン)から、この秋に登場した、ザ・秋らしい125mmで18gなフローティングのリップレスミノー、フックは3本搭載。

 

今更、説明も不要だと思うけど、シーバス業界で売り出したルアーの量はトップレベルな村岡昌憲が監修している。

 

対象のエリアは、ネーミングを見ての通り、河川に重点を置いているが、飛距離を活かしてサーフや磯でも使えるとなっている。

 

リトリーブした際の潜行する水深はスペック上では50~80cm、MAXで1mまで入るとのことで、いわゆる尻尾の振るようなウォブリングがベース。

 

 

 

実際に投げてみた感想

 

 

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この間、利根川で30分程度と、夕マヅメのサーフで20分程度使った。

 

どちらも、残念なくらいに流れがなくて、ワンカレントどころかノーカレントだった訳だがそれは別にして使用した感触を説明したい。

 

 

先ず、製品ページでも説明があるのだが、確かにリップレスにしては巻けばしっかりとレンジ(潜行水深)が入り、アクションの強さも出せる。

 

端的に、リトリーブした際の印象としてはサスケ120あたりに近い。

 

www.ima-ams.co.jp

 

アクションを水中撮影した動画はこちら

 

www.youtube.com

 

 

動画では解らない特筆する点としては、飛距離というよりも、キャスト時の性能というのが正しく、それは以下の点においてである。

 

 

あくまで、現在のシーバスゲームの基準だと、125mmのフローティングミノーをフルキャストするには若干パワー不足な86ML、バーサタイルな(万能性を求めた)ロッドを使用していた上での感想になるが、

 

重量の割には細見のボディな事も影響しているのかは不明だが、問題なく振り抜ける感覚がある。

 

 

また、ウェイトボール2個の重心移動によるものとは断定は出来ないが、飛行姿勢の安定性は、現代的水準であり、多少のミスがあっても綺麗な姿勢で飛んで行くという要素を含め、ルアーの飛距離に関して安定することで、

 

最長飛距離だけでなく、1ゲームで数十キャストする、そのトータルでの総飛行距離にかなりの恩恵が有るだろう。

 

以上の2点から、投げていて気持ちがいいルアーであると言える。

 

 

 

一番やばい点

 

熟練者で、おわかりの方は既にいるだろうが、これは特別なルアーではない。

 

必要な性能が平均値以上でまとまっている、という意味で、極めて実務的なルアーと言える。

 

フックも壊れるまでは最初から装着されている標準ので問題がないと思う、3フックは嫌いだが。

 

 

何がヤバい?

 

 

どう見たって金額がヤバい。

 

ワンカレントどころか、ワンサウザントなのである、これだけの性能で。

このサイズは市場だと、2倍のお値段なルアーも少なくない。

 

Abu Garcia(アブ・ガルシア) ルアー ワンカレント125F SSOC125F-IWS .

Abu Garcia(アブ・ガルシア) ルアー ワンカレント125F SSOC125F-IWS .

 

 

 

聞いた情報なのだが、店頭だと 800円 で売ってる所もあるようだ…

 

 

バスの冷え込みを救ったソルトルアーブームが一巡して、昔ほどなんでも売れなくなりつつ有る、という影響が背景にはあると思う。

 

性能的発展が見込めないなら価格勝負だ、みたいなのはスマートフォンでも今起きている2極化の流れである。

 

 

その先鋒にいるのが、タカミヤ(釣具のポイント)であり、オリジナルブランドで、かなりのハイコストパフォーマンス製品を供給しているのだけど、それと並べられる事を考えると、釣具メーカーも対抗していかないといけない空気になってきてるんだろうか。

 

この性能と価格からなるコスパは、タカミヤのブランド、FALKENシリーズのコスパと近いものが有る。

 

ガンシ…によく似ているメバル用ルアー 

 

 

お目もパッチリな小さいハウン…お、おう…

TAKAMIYA(タカミヤ) ルアー FALKEN R SOARING 98F UVボラ

TAKAMIYA(タカミヤ) ルアー FALKEN R SOARING 98F UVボラ

 

 

 

超こだわり派のニッチ層、やりこまないライト層というに市場の二極化は、何の趣味でも起きるものだとして、コスパ系製品の性能が上がれば上がるほど、結果としてニッチ層市場は狭まっていくゼロサムなゲームであり、

 

この1,2年を見るに、それは明らかに一段と狭まった感があるように感じる。

 

ゆえに近年で話題な商品をみると、ジョイクロのようなルアーが話題になったり、ベイトロッドであり、スネコンなどもそうであるし、今後、より一層、特別感がない商品はニッチ層では売れなくなるんじゃないだろうか。