岸からのマダイ釣り 東京湾(神奈川県方面)で生態系が激変している可能性
魚の王様が手の届く場所にきた
近年、今まで釣れなかった魚が岸から釣れる事で活況となっている東京湾の岸釣りラインナップに、新たなターゲット、魚の王様マダイが登場しそうな予感が高まってきた。
かつて、私は小学生から中学生にかけて、かなりの釣りキチで、今はまったくないが、嘔吐しながらも船釣りをやる根性もあり、その頃に東京湾で釣れる主要なターゲットは大体、釣った事がある。
その中で、何度も通って一度も釣れなかったのが岸からのマダイ釣りだった。
当時は、三崎港でマダイ養殖イケスが並ぶ、西側角の堤防先端から外側に向かってカゴ釣りで狙うのが主流だった。
※ 超激戦区だったが、現在は明確に立ち入り禁止で当然、釣り人は一人も居ない、
横で何度も上がってるのを見ており、悔しい気持ちが残った釣りであった。
この様な過去もあり、私にとっては、局所的な特殊な釣りの印象が残る、岸からのマダイ釣りであったが、近年、東京湾内の生態系に変化が起きたのか、岸から届く範囲で、更に、より湾内でマダイの釣果報告が激増している。
※ たまたま年に、数十万匹単位で放流された稚魚の生き残りが、環境が良くて、多数いる世代がある、という可能性もある。
ファミリー釣り場から続々と届く脅威の釣果報告
前述の様な背景も有り、真鯛釣りが盛んな地域とは違い、本格的にマダイのみを狙っている釣り人というのは殆ど、遭遇したことがない。
つまり、近年激増している釣果報告は、狙っていないにも関わらずに、釣れたというパターンが殆どなのだ。
よって、釣果が偶発的であるがゆえに、釣果報告が上がる場所、というのも、釣り人が多い場所とイコールになっている。
うみかぜ公園のような横須賀エリアだけでなく、より湾の奥にあたる、福浦岸壁、本牧海釣り施設、磯子海釣り施設などでも釣果が確認されている。
釣れ方も、カレイ狙いの投げ釣り仕掛けに、クロダイ狙いのフカセ釣りで、サビキ針に掛かったイワシに食いつく、シーバス狙いのバイブレーションに、タチウオ狙いのウキ釣りで…という偶然的な物が多い。
更に、もちろん40cm台もいるのだが、サイズが60cmを越える大型が多い、というのも特徴的だ。
実際にやってみた
2018年6月、前年に岸からのマダイ釣果報告が多数上がった『うみかぜ公園』で実際にマダイを狙ってみた。
イワシなどの小魚が接岸する時期が狙い目という、いわゆるフィッシュイーター系の定番が一つの目安になるのではないだろうか。
5,6月か、10、11月が釣果報告としては多い気がするが、これはどちらも釣り人が多くなる時期でもあるので、単純に確率の問題なのかもしれない。
餌 ユムシ
1匹140円(勇竿、つり具のポイント、キャスティング、上州屋などで購入可能)
※価格は変動します
エサ取りが少ない餌と言われているが、そんな事はない、と断言できるので、釣りをする時間に応じて購入匹数は悩む所。
餌落ちはめったにしないが、フグ、ホタテウミヘビ、ダイナンウミヘビ、などは好物の模様。
竿 投げ万能竿
390でもいい、場所次第。
よくある質問
Q こんな安い竿で大丈夫ですか
A 130cm、推定10kgオーバーのサメも釣ったことがあります。適切に使用すれば、マダイとの戦いで折れるという事は起きないと考えます。
リール
遠投しました。
リールは糸巻き量が重要、PE1.5号、又は2号が150m巻けるリール。
ダイワの3000番(LTモデルなら4000番相当)、シマノの4000番
糸
遠投性能を求めるならPEライン
シマノ(SHIMANO) PEライン ピットブル 4本編み 200m 2.0号 ライムグリーン 38.7lb PL-M64R
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8号~10号程度のナイロンラインをリーダーラインとして付ける必要があります。
結束 簡易FGノットは、この動画がわかりやすいです。
仕掛け全体図
潮が速いので、仕掛けが流されるのを防止するために、円盤系の中通しオモリを使用しています。
ハリスは30cm程度。
地獄の絶壁を避けろ
遠投が必要な理由です。
他の釣り場では該当しません。
磯子海釣り施設では、足元、岸から数mのウキ釣りで70cmのマダイが釣れています。
うみかぜ公園には、推定となりますが、岸壁から20m~30mの部分に、巨大な カケアガリ が存在します。
これは釣り人にとって、一度根掛かりしたら最後の絶望の壁となります。
大型のマダイを掛けて獲ることを考えた場合に、狙い目ではありますが、カケアガリは避けた方が良いでしょう。
何より、着水時に根掛かりしなくても、餌の確認などで一旦、回収しようとした時に、壁に刺さります。
ここでは最低でも60m以上投げた先で勝負する必要があります。
釣行の動画
ゴミくらい持って帰ろうや
釣り人が岸に増えている。
同時に、ゴミも増えている。
東扇島では善意からゴミ箱を設置しているのにもかかわらず、その場に捨てていく利用者がいるようだ。
2019年 1/25
— 勇竿釣具店 (@yuzao2012) January 25, 2019
釣り場美化活動報告🕊
ポイ捨てが無くなった訳ではありませんが、皆様にご協力頂き確実に減ってきています👏🏻✨
ポイ捨てを見つけ持ってきて下さる方、持ち帰って下さる方など本当に皆様、ありがとうございます😊
これからの活動方針をブログにまとめましたので宜しければご覧下さい✨ pic.twitter.com/OShIQOFMXZ
これを書くのは、怒りの共有をしたいからではない。
怒りの共有は気持ちがいいかもしれないが、なんの意味もないことだ。
理由は明確に、入場料を支払わない釣り場には、原則としてゴミ捨て場は無い事を知って貰うためだ。
無料だと言うことは、誰にも頼れない、責任を転化出来ないと言うことである。
ゴミの始末、コマセの清掃、無料で使のだから、責任は自己にある。
勘違いする輩もいるようだけど、駐車場代は車を停める代金であって、施設の入場料じゃない。
ゴミくらいは持って帰ろうや。
余談だが、100万円をバラ撒いて夢を語る聖人の様になった彼の人であるが、『送料無料とか馬鹿言ってんじゃねー、運送屋さんが汗水流してお前の所に持っていくんだよ』と、生の感情を吐き出していた時の方が好感を持てた。